青 葉 工 業 会 奨 励 賞
  東北大学工学部及び工学研究科等を卒業された多くの青葉工業会会員の方々が、 時流をリードする活躍をされており、在学生にも大きな励みとなっております。
 そこで、本会では平成26年度より、このような社会で活躍している卒業生の顕彰を行うことを目的として、「青葉工業会奨励賞」を設置しました。

 貴社・貴支部所属の授賞候補者をご推薦いただきますよう、お願い申し上げます。
青葉工業会奨励賞要綱 
募集要項 
申請書及び推薦書
※ダウンロードして保存のうえ
入力してください。
  
 令和6年度 第11回 青葉工業会奨励賞        
授賞式は、令和7年度の青葉工業会本部総会の席上で執り行われます。
令 和 6 年 度 受 賞 者 名 簿
これまでの受賞者一覧受賞者(業績等)
チンチジャ・グティアレス・セバスチャン・フェルナンド 年  齢 満 38 歳
卒業・修了
ロボティクス専攻 修士課程 2019(H31)年修了
ロボティクス専攻 博士課程 2022(R4)年修了
勤 務 先 トヨタ自動車東日本株式会社
業 績 名 変化する工場環境における自律走行ロボットのドッキング手法
業  績 自動車及び部品製造工場内を自律走行する搬送ロボットが基地局および部品搬送台車とドッキングするためのナビゲーションおよび制御システムを開発している。一般にロボットは光センサーによる距離計測器を用いて形状の特徴から目標を認識するため、レイアウト変更が頻繁に起きる工場では、センサーへの遮蔽や距離変化、予期せぬ環境光などセンシングのエラー要因が数多く存在する。これらに対し、半構造的な環境での耐性を持つドッキングシステムならびにセンサーの本質的な特性なども踏まえた独自手法の導入によりセンシング精度を向上させ、試験において成功率100%を達成している。
藤 山 直 人 年  齢 満 40 歳
卒業・修了 材料科学総合学科 学部 2008(H20)年卒業
知能デバイス材料学専攻 修士課程 2010(H22)年修了

勤 務 先 日本製鉄株式会社
業 績 名 低合金厚鋼板における溶接継手部の高靭化技術開発
業  績 入社以来、ラインパイプ、造船、海洋構造物などに用いられる低合金厚鋼板の溶接継手部の高靱性化技術の研究・開発に取り組んでいる。例えば、溶接金属部のTiO/母相界面におけるMn欠乏層形成の解明や溶接熱影響部の旧オーステナイト粒径の予測シミュレータの開発である。これらの成果は新たな高靱性商品の開発に貢献し、社会的にも高い評価を得ている。
牧野嶋 文泰 年  齢 満 33 歳
卒業・修了
土木工学専攻 修士課程 2016(H28)年修了
土木工学専攻 博士課程 2019(H31)年修了
勤 務 先 富士通株式会社
業 績 名 より安全な津波避難を実現する先端ICTを活用した災害科学研究の展開
業  績 入社以来より安全な津波避難を実現するために先端ICTを活用した技術開発と独創的な研究を展開している。今まで明らかに出来なかった東日本大震災時の個人単位の詳細な避難実態を明らかにするとともに、避難判断に必要な詳細な津波浸水予測をAIを用いてリアルタイムに提供することを可能とした。これらの成果は、国際的に権威のある学術誌に掲載されるとともに、メディアでも取り上げられるなど、社会的にも高い評価を得ている。